大失敗!でも・・・

お久しぶりです。
キナルのイワサです。LABOで仕事をするようになってもうすぐで丸4か月。
やっと慣れてきましたが、ブログをさぼりまくっていました。
すいません。頑張ります。

とは言え、日々お仕事はしているのですが、
先日、とんでもない失敗をしちゃいました。

商品の移動時にあろうことか、
コンクリートの土間に椅子を落っことしちゃったーーー!!

手がツルンっとすべったんです。
一瞬の出来事でした。泣きそうになりました。やっちゃったーicon10と落ち込みました。
しばらくこりゃもう商品にならないな・・・と思ってしょげていましたが、
考えてみたらこの椅子は無垢の集成材で出来てるんですねー。
修理ができるってことです。それが無垢の良さです。

お客様に販売することはできませんが、
これだけ派手にやらかしちゃった人なんてそうもいないでしょう?
だからこそできることがある!!

と、いうわけで、実験ショーの始まりです。名付けて・・・

「派手にキズ付けちゃった無垢の椅子を修理したらどうなるでSHOW」

どうぞご覧くださいませませ。


①あちゃー!土間にぶつけて砂利まで入りこんでます。転んでヒザをすりむいた感じ。


②まず、やすりで削ります。キズついたところだけでなくその周囲も滑らかになるように。


③やすりで削った後。色があせた感じです。そこを霧吹きなどで軽く水で濡らします。


④当て布をしてアイロンをあてます。少しずつ様子を見ながら。丁寧に。


⑤水を含んで、キズついた部分が膨らみました。それをまたヤスリで削ります。
 キズの様子を見ながら「濡らす→アイロン→ヤスリ」を繰り返します。


⑥そこへオイルを塗布。今回は木家具のお手入れに使われる亜麻仁油で。


⑦オイルを丁寧に拭きあげて、完了。

改めて見るとこんな感じ。



結論ですが、今回は砂利が入り込んで穴が開くほどのキズだったので、
結局その穴の深さ分を削らないとフラットにはならないってこと、
でもそこの場所だけ削ると全体的な丸みのバランスが崩れるので様子をみながらヤスリをかけた方がいいってこと、
少しぶつけたくらいのキズなら十分に修復可能ってこと、(今回細かい穴は削り方が少なくて取れませんでした。もっと時間をかけてすると大丈夫そう。)
亜麻仁油でお手入れをすることによって風合いが増す=自分でアンティークな家具に育てていくことができるってこと。

そんなことがよ~くわかりました。

ちなみに今回わたしが落っことした椅子はコレです。
そして、そのお手入れをした材料はコレです。

やっぱり、椅子は一生モノがいいな、無垢の家具がいいな、
ずっと使い続けておばあちゃんになった頃に、いい感じのアンティークになっているといいなー・・・

と、改めて学んだイワサでした。。。